エコシス新潟焼却施設について

エコシス新潟

2機の焼却炉

当社エコシス新潟には2機の焼却炉があり日々稼働している。それぞれの焼却炉を名称の頭文字を取って、当社内で1号炉は“WO”と呼び、2号炉は“NH”と呼んでいる。

2機の焼却炉の大きな違いとして1号炉、2号炉では焼却方法が異なる。1号炉ではメインバーナーがあり、バーナーで廃油を処分し、同時進行で固形廃棄物も焼却する。それに加えて廃液の処分も出来る。アトマイザーという大きな霧吹きのような仕組みの装置を使用し廃液を燃焼室に吐き出し焼却している。

2号炉にはメインバーナーは無く、廃棄物の燃焼だけで廃棄物を焼却している。2号炉の投入方法は主に重機で廃棄物を投入機へ入れる。1号炉では固形廃棄物を人の手で投入機に入れる。その為、1度に投入する量が1号炉と2号炉では大きく違う。

焼却処理技術の進歩

8年前は、1号炉の投入機はベルトコンベアで廃棄物を投入口まで運んでいたが、現在はところてんの原理で廃棄物を押し出して投入するプッシャー式に変更され、作業効率の向上、修繕費削減に至っている。

2号炉は8年前と今では排ガス冷却装置の冷却方法が違う。当時の冷却設備はパイプの中に水を入れ、その外側に排ガスを通し間接的に排ガスを冷却する構造のものと、空気を強制的にかつ間接的に排ガスに当て冷却する設備の2機使用するものだったが、現在はパイプの中に排ガスを通し、その外側に水を入れ、間接的に排ガスを冷却する構造のもの1機にした。

これにより2機で冷却していたものを、1機で冷却する事により冷却時間を短くすることができ、更なる排ガスの急冷、メンテナンス時の環境条件がよくなり、更なる作業従事者の安全と健康を確保する事が出来た。

すべての面においてかなり改善され、効率の良い焼却炉になった。

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